rnishino

IT翻訳者Blog

主にIT、英語、翻訳の話題を書いています。

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この英英辞典を使え

英英辞典は、英単語の定義や説明が英語で書かれています。日本語における「国語辞典」です。

「英語が分からないから辞書を引くのに、説明が英語なら意味が無いじゃないか」と思う人もいるでしょうが、実は英語で書かれているから良いのです。
英和辞典であれば、日本語での意味(訳語)だけ見て理解したと考えるケースが多いでしょう。例えばdestroyを英和辞典で調べ、「ああ、『壊す』か」と理解します。しかしこれは対応しそうな日本語が分かったというだけであり、destroyが示す意味の範囲を理解したわけではありません。「壊す」と「destroy」では、意味範囲は必ずしも一致しません。

もちろん親切な英和辞典では意味範囲まで解説していますが、使う人が少し読んで「ああ、『壊す』か」と納得してその英和辞典を閉じてしまうと、それ以上踏み込んで調べようとしないでしょう。そういった点では日本語がない英英辞典で、定義や説明や用例をじっくり読んで把握する方法も勧められるわけです。まあ頭を「英語モード」に切り替える感じでしょうか。
私の場合、「訳語」を見つけるのに英和辞典、「意味」を調べるのに英英辞典を使っています。

そこで、有名どころのオンライン英英辞典をいくつか紹介します。

・Oxford
http://oaadonline.oxfordlearnersdictionaries.com/

・Collins
http://www.collinsdictionary.com/

・Macmillan
http://www.macmillandictionary.com/

・Cambridge
http://dictionary.cambridge.org/dictionary/american-english/

・Longman
http://www.ldoceonline.com/

個人的には最初の2つ、Oxford Advanced American DictionaryとCollins American English Dictionaryを頻繁に使っています。
Oxfordは基本単語の解説が充実していて、似た言葉の使い分けなども詳しいという印象です。例えば「walk」。
Collinsは同義語などの関連情報が一緒に出てくるので便利です。語の使用頻度が時系列的にグラフで表示されたりします。例えば「blog」を調べると、2004年あたりから登場したことが分かります(ページ右下)。

以上です。
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JTF日本語スタイルチェッカーに機能追加

JTF日本語スタイルチェッカーが新しくなりました:
http://www.jtf.jp/jp/style_guide/jtfstylechecker.html

StyleCheckerv110

新たに追加したのは、(1)常用漢字のチェック機能、(2)原則として使用しない記号やかっこのオプションによるチェック機能の2つです。他にも細かい部分でいくつか修正してあります。

「何がチェックできるかできないか」の一覧も追加しています。例えば、常体と敬体が統一されているかといったチェックはできません。

また、デザインも変更しました(色が某SNSっぽいですが…)。

以上です。
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MultiLingual誌に掲載されました

ローカリゼーションの業界誌である「MultiLingual」の2013年12月号に書いた記事が掲載されました。「Learning localization in context」です。下の写真は紙版です。

IMG_20131122_000820

購読者でないと記事は読めませんが、内容としては、以前私が開発したローカリゼーション練習用ソフトウェアの紹介です。簡単に言うと、このソフトウェアを翻訳することで、ローカリゼーション(L10N)やインターナショナリゼーション(I18N)について学べるというものです。

実際のソフトウェアはこちらでダウンロードできます。使い方も書いてあるので、興味があれば試してみてください。
学校の授業や企業の研修などでお使いいただいても構いません(再配布する場合はご連絡いただけると助かります)。場合によっては私が講師として出張することもできます。

以上です。
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筆者について
西野 竜太郎
(Ryutaro Nishino)

IT分野の英語翻訳者でソフトウェア開発者。社会人学生として東京工業大学の博士課程でヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)とソフトウェア・ローカリゼーションの研究も。
著書に『アプリケーションをつくる英語』(リンクは下の画像)。

詳しいプロフィールや連絡先はこちらをご覧ください。
著書
アプリケーションをつくる英語

紙版
『アプリケーションをつくる英語』

電子版
『アプリケーションをつくる英語』
【ブクログ大賞受賞】
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