普段は翻訳ばかりしていて話すことがないので、英語でのスピーチやミーティングはあまり得意ではありません……。
ところが現在、大学院の PBL(プロジェクトベースの学習方法)グループでベトナムの大学院生たちと共同でソフトウェアを開発しているため、ビデオ会議で英語を話す必要があります。
そこでミーティング英語と銘打たれた本を買い、特有のフレーズをいくつか暗記しました。
それはそれで役に立つのですが、なかなか応用が利きません。
費用対効果というか、暗記量に対する応用場面が少なすぎます。

何か良い本はないかと探していたら、この本を見つけました。
具体的なフレーズを覚えさせるのではなく、タイトルにもあるように「思考法」を解説しています。

(1)英語の情報パッケージ
(2)潜在意識のテンプレート
(3)滑らかなサウンドストリーム
(4)成功を左右する雑談
(5)メロディーとそこに隠された意味
(6)標識となる言語の威力
(7)メッセージデザイン

たとえば(1)の場合、英語では思考の最小単位は「文節」であり、文節で区切って情報をパッケージ化するとよい。
(2)の場合、ネイティブスピーカーの思考テンプレートは「実行者 → アクション → 目標」となっているため、それを使うと理解されやすい。
などという具合に、7 つの思考法について解説しています。

私はあまり英語学習の本を買わないので比較できませんが、これは非常に良いと思いました。
目から鱗の優れた一冊で、特に例文暗記でうんざりしている人には良いかもしれない。
あと、(私もそうですが)TOEIC の点数は高いのに、あまりしゃべれない人にもお勧めです。


ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法ドクター・ヴァンスの 英語で考えるスピーキング―すらすら話すための7つの思考法
著者:ウィリアム A. ヴァンス
販売元:ダイヤモンド社
発売日:2009-02-16
おすすめ度:4.5
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