3/9 に Google Apps Marketplace が公開されました。
Google の SaaS である Google Apps に追加できるアプリケーションを、第三者が開発して販売できるマーケットです。(ただ販売されているアプリケーションの数はまだ多いというわけではなく、420 ほどです。)

以下のような点が特徴です。
 ・ユーザーは Google Apps からシングル サインオンでアプリケーションを利用できる。
 ・Google Apps とのデータ連携が可能。
 ・Google Apps を導入している企業や学校は 200 万以上、ユーザーは 2,500 万人以上いる。
 ・提供者は Google App Engine を使う必要はない。自社サーバでも別のクラウド サービスでもよい。
 ・費用として 100 ドルの登録料(初回のみ)と売上の 20% が必要。

企業向けであるため比較的課金しやすいようです。さらに既存のアプリケーションを見るとユーザー 1 人あたりの月額料金で取るケースも多く、一般ユーザー向けが大部分の Android Market あたりよりも収益化が容易であるように思えます。

Google Apps Marketplace での販売方法の解説はこちらにあります(英語)。
英語を読むのが面倒な方に簡単に流れを説明すると次のようになります。

 1. 20% の費用がかかることを理解した上で、ベンダー登録する。
 2. 提供する Web アプリケーションに、OpenID ベースのシングル サインオン機能を追加する。
 3. Marketplace で製品リスティングを作成し、Google に申請する。このとき 100 ドルの初回登録料がかかる。
 4. Google が可と判定すると、Marketplace に公開される。

20% の費用がかかるのは、インストール可能な(installable)アプリケーションのみです。すなわち、Marketplace のアプリケーション ページに表示される「Add it now」というボタンを押して Google Apps にインストールされる場合です。インストール可能の指定をしないこともできますが、指定しないと Google Apps 上にリンクが統合されないようです。
ただし、現時点で Marketplace Billing API(課金 API)が未リリースのため、しばらく 20% の費用は発生しないとのことです。

上記の通り、技術的な面では OpenID が実装が必須です。そのシングル サインオン機能のドキュメントはこちらです。