次に挙げる構文は、英語の非ネイティブは見慣れていないことが多く、機械翻訳でも問題が発生することがある。言い換える方法はいくつもある。

(1)受動態の get
受動態では「be 動詞 + 過去分詞」が通常であるが、be 動詞の代わりに get が使われることがある。
通常通り be 動詞を使うべきである。

(2)使役動詞の have と get
人や物が何かをする原因を作る使役動詞として have や get を使うことがあるが、言い換えた方がよい。
have は「have + 過去分詞」、「have + 動詞原形」、get は「get + 過去分詞」、「get + 不定詞」という形で使われる。
以下は Style Guide の例である。

・Have + 動詞原形

 × Have the sponser send a copy of the document to each member of the Project Team.
 ○ Ask the sponser to send a copy of the document to each member of the Project Team.
(参考訳:プロジェクト チームの各メンバーにドキュメントのコピーを 1 部送るよう、スポンサーに依頼してください。)

後者の方が動作の中身が明瞭である。

・Get + 過去分詞

 × In order to get these statistics printed in the log, the PRINTALL option must be in effect.
 ○ In order to print these statistics in the log, you must specify the PRINTALL option.
(参考訳:ログにある統計を印刷するには、PRINTALL オプションを指定しなければなりません。)


(3)理由を説明する in that
できるだけ because を使って理由を説明するようにする。

(4)Need not
「必ずしも必要でない」という意味で使う場合、「do not need to」を使う方が誤解がなくなる。

(5)倒置
英語では通常、動詞より主語が先に来るが、これが逆にする使い方を倒置と呼ぶ。
倒置することで、ある語を強調できるため、場合によっては有効であるが、可能であれば避けた方がよい。次は Style Guide の例である。

 × Only when stored in an integer variable is the value truncated.
 ○ The value is truncated only when it is stored in an integer variable.




・Style Guide とは『The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market』を指す。
・本項目は、Style Guide の「3.10」の内容に該当する。


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著者:John R. Kohl
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