通常 only と not は修飾する部分の直前に置くようにする。
どこを修飾しているのか不明確な場合、誤読が発生したり、解釈に時間がかかったりといった問題が発生する。

Only
Style Guide では次の例を挙げている。
× Artificial Neural Network forecasting only works in Version 7.0.

この場合、「Artificial Neural Network forecasting はバージョン 7.0 でしか動作しない」にも、「バージョン 7.0 では Artificial Neural Network forecasting しか動作しない」にも解釈できる。もし前者の意味を伝えたいのなら、次のようにする。
○ Artificial Neural Network forecasting works only in Version 7.0.

only はすぐ後ろにある「in Version 7.0」にかかる。

Not
not について、同様に Style Guide の例を挙げる。
× All information requests have not crossed my desk, but quite a few have.
Not all information requests have crossed my desk, but quite a few have.
(参考訳:すべての情報が私のデスクを経由したわけではないが、かなりの量は経由した。)

ここで not は all を修飾し、部分否定の意味になっている。all の直前に not があれば、すぐに部分否定であると分かる。

このように、only と not は修飾する部分の直前に置くと、意味が明確になる。



・Style Guide とは『The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market』を指す。
・本項目は、Style Guide の「4.1」の内容に該当する。

補足:例文に「only」が表示されていなかった不具合を修正しました(3/30 11:44)

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著者:John R. Kohl
販売元:Sas Inst
発売日:2007-10-26
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