関係詞とは、文同士を接続しつつ主語や目的語、または副詞になる語である。例えば that や which は主語や目的語となり(関係代名詞)、場所を表す where や時を表す when は副詞となる(関係副詞)。

本記事で説明する関係代名詞の that は、前に出現する名詞を修飾する。そのため、前に複数の名詞があると、どれを修飾しているの不明確になってしまう。何らかの工夫が必要となる。
Style Guide の例:
○ Click [Overview] to view short descriptions of the products that include information links.
× Click [Overview] to view short descriptions of the products. Each description includes information links to more-detailed information.
(参考訳:製品の説明を表示するには [Overview] をクリックします。それぞれの説明には、より詳細な情報へのリンクが含まれています。)

前者の場合、that 関係詞節が descriptions にかかるのか products にかかるのか判断できない。後者では文を 2 つに分け、description を修飾していることを明確にして、曖昧さを排除している。

上記の例では関係詞節の動詞が include であった。もし仮に名詞のいずれかが単数形であれば、それにはかからない。単数形を修飾するのは includes だからである。
このように動詞の形から、何を修飾しているのか判断できる場合もある。



・Style Guide とは『The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market』を指す。
・本項目は、Style Guide の「4.3」の内容に該当する。


The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global MarketThe Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market
著者:John R. Kohl
販売元:Sas Inst
発売日:2007-10-26
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