動詞を修飾する言葉は文頭に移動すると読みやすくなる。
移動できる言葉として、Style Guide は次の 3 種類を挙げている。

A. 分子句
Style Guide の例文:
× Write a SYMBOL statement, using the fewest options possible, that changes the color of the plotting symbols to RED.
Using the fewest options possible, write a SYMBOL statement that changes the color of the plotting symbols to RED.
(参考訳:できる限り少ないオプションを使用して、プロット用記号の色を RED に変更する SYMBOL 文を書いてください。)

この分子句(Using…)は動詞 write を修飾しているため、文頭に移動する。

B. In order to
目的を表す「in order to」も、文頭に移動できる場合はする。

C. 副詞句
副詞句にはさまざまなものがある。Style Guide では次の例を挙げている。
× Avoid creating situations that require a message box to be displayed whenever possible.
Whenever possible, avoid creating situations that require a message box to be displayed.
(参考訳:可能であれば、メッセージ ボックスが表示されるような状況を発生させることは避けましょう。)


このように文頭に切り出すというのは、どこにかかっているのか(修飾しているのか)が明確だからである。
文中に置いておくと、かかり受けの関係が不明瞭になることがある。文頭に移動させることで、かかり受けの関係をはっきりさせられるため、誤読が減る。



・本項目は、Style Guide の「4.5」の内容に該当する。
・Style Guide とは『The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market』を指す。
・背景が濃くなっている部分は引用箇所である。


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著者:John R. Kohl
販売元:Sas Inst
発売日:2007-10-26
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