Which を関係代名詞として使う場合、特定の名詞を指すようにする。直前の節全体を受けるような使い方もあるが、一部の言語では翻訳が難しくなるので避けた方がよい。
Style Guide の例を 2 つ引用する。
× The IMPORT command skips over symbolic links, which is a problem because many of the required files are installed as symbolic links.
○ The IMPORT command skips over symbolic links. This behavior causes a problem, because many of the required files are installed as symbolic links.
(参考訳:IMPORT コマンドはシンボリック リンクをスキップします。必要なファイルの多くはシンボリック リンクとしてインストールされているため、この動作では問題が発生します。)

前者では which が下線の節全体を受けているのに対し、後者ではいったん文を切り、behavior という名詞を補って別の文として書き始めている。

上記の例のように名詞を補って文を独立させる方法のほかに、文をつなぐ言葉(because、as a result など)を補って文を独立させる方法もある。書いている側からすれば思考の流れが分断されてしまうような気もするかもしれないが、読む側からすれば論理的なつながりを把握できるので、理解しやすい。



・本項目は、Style Guide の「5.3」の内容に該当する。
・Style Guide とは『The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market』を指す。
・背景が濃くなっている部分は引用箇所である。


The Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global MarketThe Global English Style Guide: Writing Clear, Translatable Documentation for a Global Market
著者:John R. Kohl
販売元:Sas Inst
発売日:2007-10-26
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