私が公開している Android の無償版アプリのバージョンアップ時に、まれにエラーが発生してデータがおかしくなることがあるみたいです。
1 つずつ手で修正すれば元に戻るのですが、旧バージョンのデータがたくさんある場合、それも面倒です。しかし有償版には CSV ファイルをエクスポートする機能があるので、PC 上でまとめて修正してインポートできます。

エラーをわざわざ報告してくれたアメリカ人ユーザーに、お礼と(不具合の)お詫びを兼ねて有償版をタダか低価格で提供したいと思い、方法はないかと探ってみました。
検討したのは、(1)クーポンを発行する、(2)いったん買ってもらって返金する、という 2 つの方法です。


(1)クーポンを発行する

以前、アプリ販売に使う Google Checkout を見ていたら、クーポンを発行できるような記載がありました。
You can create coupon codes for buyers to enter when they make purchases with Google Checkout within the Checkout Merchant Center or via the Merchant Calculations API.
http://checkout.google.com/support/sell/bin/answer.py?hl=en&answer=134470
このページを見ながら Checkout をいじっていたのですが、どうも作れない。それで Google に問い合わせてみました。すると、Android アプリ販売者が使うのは Android Market 専用の Checkout なので、クーポンは発行できないようです。
クーポンはマーケティングなどで便利に使えると思っていたので、残念…。


(2)いったん買ってもらって返金する

以前の記事に書いたように、Android Market で返金はできます。
今回はこちらの方法を採ることにしました。「手で一つずつ修正してもいいですが、有償版を買えばすぐ返金します」といった感じで。


この手のユーザー対応というのは、なかなか難しいですね。
客商売に多少なりとも慣れてないと、どこまで対応し、どこから諦めるか、判断ができません。そういう意味で、今回はいい経験になりました。