Androidに標準で入っているアプリケーションのユーザーインターフェイス(UI)で使われている英単語の特徴を調べてみました。

ここでアプリケーションとは、時計や音楽プレイヤーなど全41種類です。例えば「設定」も実はアプリケーションで、こんな英単語が使われています。
screen


今回は特に何らかのアクション(行為、動作)を表す英単語を選んでみました。品詞で言うと動詞が主です。UIは人間とコンピュータとのやり取り(命令など)を仲介し、その際にアクションを表す単語は重要だからです。

まず、単純に登場頻度が高い上位30です。アルファベット順に並んでおり、右側の数字は(株)アルクが出している「標準語彙水準SVL12000」です。数字が大きいほど難易度が高くなります。
freq30

レベルが5以上またはレベル記載がない単語のセルに色を付けています。当然と言えば当然ですが、よく登場する単語は難易度が低いものがほとんどです。
deleteやdisableといった単語は、実は比較的難易度が高いようです。deleteはキーボードにあるので普段から目にしていますが…。syncはsynchronizeの省略形で「同期する」という意味です。Androidアプリではよく使われる英単語のようです。


さて、次は単純に登場頻度で見るのではなく、一般的な英語と比較し、目立って多く登場するアクション関連の英単語を30個拾ってみます。ここでは American National Corpus というコーパスと比べます。
比較にはカイ二乗統計量というものを使うのですが、簡単に言うと、「本来この単語はこの程度登場することが期待されているが、Androidアプリでは期待よりも多く登場する」ことを数字で表せます。この数字が大きい単語はAndroidアプリで特徴的な英単語と言えます。
distin30

こちらもSVLでレベル5以上、またはレベル記載なしの単語のセルに色を付けてあります。やはり、いかにもアプリケーションに使われそうな単語が多くあります。一般的な英語ではあまり使われないため、レベルが高いものも多くなっています。


英語学習者や英語アプリ利用者にとっては、これらの表は次のように活用できると思います。まず、「単純に頻度の高い英単語」を知っているかどうかを確認します。これらの単語は英語アプリを使いこなすのに必須です。頻度の高い英単語を理解していたら、次に「アプリに特徴的な英単語」を確認します。これによって、一般的な英語学習では出会う可能性が低い英単語も習得できます。

今回はAndroidアプリのみを調査対象としているため、必ずしもあらゆる英語版アプリに該当するとは限らない点にご注意ください。

以上です。