ローカリゼーションしたモバイル・アプリを公開する場合、翻訳テキストが入ったファイル(xliff、xmlなど)をアプリに組み入れてからマーケットに公開するのが一般的だ。
例えば誤訳なりレイアウトに不具合なりがあると、翻訳テキストを修正し、アプリ全体をアップデートしてから再公開するという手間がかかる。

最近は、動的に翻訳テキストを流し込むというサービスもいくつか出ているようだ。つまり、アップデートと再公開をすることなく、翻訳テキストを最新の状態に保っておける。

これはモバイル広告の仕組みと同じと考えれば理解しやすい。広告付きのアプリを使っていると、何秒かおき、あるいは画面遷移時に広告が切り換わる。サーバーから広告をダウンロードし、それを広告枠の中に流し込んでいるからだ。翻訳テキストもこれと同じ仕組みだと思われる。

例えば具体的に以下のサービスがある。

Applanga
https://applanga.com/

Smartling
https://www.smartling.com/
(サービスが追加されたとニュースにあったが、記事執筆時点ではウェブサイト上に見当たらない)

Locize(2017-02-13追記)
http://locize.com/

ソフトウェアのローカリゼーションは開発サイクルに合わせて行うことが一般的である。しかしこういう方法が広がってくると、違ったものになるかもしれない。