4、5月に大阪と東京で「翻訳者登録制度」の説明会が開催されるという通知が来た。

主催の日本規格協会(JSA)のウェブサイト:
http://www.jsa.or.jp/jrca/index.html?id=170210
同じく説明会チラシのPDFファイル:
http://www.jsa.or.jp/wp-content/uploads/rcct-setsumeikai-.pdf

上記PDFには、この制度について以下の説明がある。
「翻訳者資格登録制度」とは、“ISO17100に基づいて専門的力量を有する翻訳者を評価し登録する資格制度”であり、翻訳サービスの“質”にさらなる信頼性を付与する仕組みとして機能することが期待されています。

正直なところ、ウェブサイトやPDFの説明を読んでも、何の話かすぐには分からない……。

誰が、何を、どこに、登録するのだろうか?
そして誰にとってメリットがあるのか?

さまざまな情報を総合してみると、どうやら、
「翻訳者」自身が
「ISOに定められた要件を満たした翻訳者であること」を
「日本規格協会(JSA)」に
登録する

という話のようだ。

ちなみにISOに定められた要件とは、こちらの記事にも書いたように「資格」と「力量」である。
(ただし「力量」が何によって満たされるかは本記事執筆現時点では分からない)

登録してメリットがあるのは、まずISO案件(※)に関わりたい「翻訳者」だ。
翻訳者は複数の翻訳会社と取引関係を持つことが多い。新しい翻訳会社と取引関係を構築する際、ISOの要件を満たしていることを証明する必要がある。しかし翻訳会社ごとに証明しようとすると手間がかかる。
そこで翻訳者はJSAに登録しておく。すると翻訳会社はJSAに確認を取ってくれるので、翻訳者は毎回証明する必要は無くなる。つまり一元化されるということである。
また「翻訳会社」にとっても当然メリットはある。クライアントからISO案件の依頼があった場合、要件を満たした翻訳者を確保しやすくなるだろう。

これを図にすると、以下の通りとなる。



ISO案件に興味のある翻訳者と翻訳会社は、この説明会に参加することをお勧めする。申込方法は上記のPDFファイルに記載がある。

※ 「ISO案件」とは、ISO 17100に準拠した翻訳サービス案件を指すとしておく。