つい最近知ったのですが、2018年2月にマイクロソフトが英語スタイルガイド「Microsoft Writing Style Guide」を無料公開していたようです。
Microsoft Writing Style Guide
https://docs.microsoft.com/ja-jp/style-guide/welcome/
これまでIT分野の英語スタイルガイドとして重要な位置を占めてきた『Microsoft Manual of Style』の後継となるようです。
従来の『Microsoft Manual of Style』は2012年に第4版が出たので、6年ぶりの更新となるようです。
また同書は有料で販売されていましたが、「Microsoft Writing Style Guide」はウェブ上で無料公開となりました。
古い『Microsoft Manual of Style』では、全般的なスタイル解説に加え、個々の単語の使い方を解説するという特徴を持っていました。
新しい「Microsoft Writing Style Guide」も同様に、スタイル全般 + 個々の単語の解説という構成になっています。
たとえば「abort」という単語についてはこう解説があります。
要するに、abortという単語は一般向けには使わず、UIに出てきたら言い換えよということです。言い換え候補として以下が挙がっています。
このように、1つの単語についてもかなり解説が詳しいので、英語を書くのに悩んでいる日本人にとっても大いに参考になるはずです。
◆
昨年、Googleが開発者向け文書のスタイルガイドを公開しました。
これはこれで簡潔にまとまっていて便利なのですが、やはり英語ライティングのリソースに関してはマイクロソフトに一日の長があります。
「Microsoft Writing Style Guide」は無料でアクセスできるので、英語を書く際に活用してみてはいかがでしょうか。
Microsoft Writing Style Guide
https://docs.microsoft.com/ja-jp/style-guide/welcome/
これまでIT分野の英語スタイルガイドとして重要な位置を占めてきた『Microsoft Manual of Style』の後継となるようです。
The Microsoft Writing Style Guide replaces the Microsoft Manual of Style, a respected source of editorial guidance for the tech community for more than 20 years.
従来の『Microsoft Manual of Style』は2012年に第4版が出たので、6年ぶりの更新となるようです。
また同書は有料で販売されていましたが、「Microsoft Writing Style Guide」はウェブ上で無料公開となりました。
古い『Microsoft Manual of Style』では、全般的なスタイル解説に加え、個々の単語の使い方を解説するという特徴を持っていました。
新しい「Microsoft Writing Style Guide」も同様に、スタイル全般 + 個々の単語の解説という構成になっています。
たとえば「abort」という単語についてはこう解説があります。
Don't use abort in content or user experiences for a general audience. If abort appears in a UI that you can't edit, use an alternative term to describe the customer action.
要するに、abortという単語は一般向けには使わず、UIに出てきたら言い換えよということです。言い換え候補として以下が挙がっています。
- End: use for communications and network connections.
- Close: use for apps and programs.
- Stop: use for hardware operations.
- Cancel: use for requests and processes.
このように、1つの単語についてもかなり解説が詳しいので、英語を書くのに悩んでいる日本人にとっても大いに参考になるはずです。
◆
昨年、Googleが開発者向け文書のスタイルガイドを公開しました。
これはこれで簡潔にまとまっていて便利なのですが、やはり英語ライティングのリソースに関してはマイクロソフトに一日の長があります。
「Microsoft Writing Style Guide」は無料でアクセスできるので、英語を書く際に活用してみてはいかがでしょうか。