日本翻訳連盟(JTF)は「ほんやく検定」を主催しています。

これまでも2級以上に合格するとJTFの「検定合格者リスト」(JTF会員のみ閲覧可)に掲載され、プロとして仕事を受けるチャンスがありました。しかし合格者(翻訳者)の側から翻訳会社にアプローチする機会は限られていました。

そこで、ほんやく検定2級以上の合格者に対してトライアル免除またはトライアル受験要件緩和という優遇措置を実施している翻訳会社をまとめて掲載することになりました。これにより、合格者の側から翻訳会社を探して翻訳者登録をしたりトライアルを受験したりできます。

本日現在、翻訳会社20社がこの優遇措置を実施しています。
たとえば、1級合格で「トライアル免除」、2級合格で「実務経験なしでトライアル受験可能」といった内容です。

実施会社や要件などの詳細情報は、以下「JTFほんやく検定」のページにある「合格者の特典」セクションの「●トライアル優遇措置対象翻訳会社リスト」をご覧ください。
https://kentei.jtf.jp/

あるいは、こちらから直接PDFを開くことも可能です。
https://www.jtf.jp/pdf/kentei_trial.pdf

jtf-kentei-traial

フリーランス翻訳者になるためにはトライアル合格が必須です。しかしそもそもトライアル受験に実務経験を求められるケースもあります。(そのため最近、実務経験を「盛る」トライアル受験者が出ているとの話も聞きます。)
上記の制度を利用すれば、実務経験がなかったり浅かったりしても、トライアル受験が可能になります。しかも一度検定に合格するだけで何社にもアプローチ可能なので、効率的です。

フリーランス翻訳者を目指している方は、ぜひこちらの制度を活用してみてください。

※ なお次の第72回ほんやく検定は2020年1月25日(土)実施で、申込み期限は2020年1月14日(火)17:30までです。