IT翻訳者Blog
https://blog.nishinos.com/
翻訳、英語、ローカリゼーション、インターナショナリゼーションなどについて書いています。
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ブログを引っ越しました
https://blog.nishinos.com/archives/5952379.html
ブログを個人ウェブサイト上に引っ越して統合しました。
新しいURLはこちらとなります。
https://nishinos.com/
よろしかったら引き続きお読みください。英語学習(教育)、プログラミング、出版あたりの話題が多くなると思います。
今のlivedoorブログには2009年から13...
rnishino
2022-07-31T17:31:59+09:00
新しいURLはこちらとなります。
https://nishinos.com/
よろしかったら引き続きお読みください。英語学習(教育)、プログラミング、出版あたりの話題が多くなると思います。
今のlivedoorブログには2009年から13年も無料でお世話になりました。どうもありがとうございました。
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拙訳『リセットを押せ』が発売
https://blog.nishinos.com/archives/5939933.html
拙訳の『リセットを押せ:ゲーム業界における破滅と再生の物語』が6/20に発売となりました。ビデオゲームの開発現場を描いたノンフィクションです。リンク先で試し読みもできます。
著者は『血と汗とピクセル』のジェイソン・シュライアーです。どちらもゲーム開発現場を...
rnishino
2022-06-24T11:23:40+09:00
自著/連載
リセットを押せ:ゲーム業界における破滅と再生の物語』が6/20に発売となりました。ビデオゲームの開発現場を描いたノンフィクションです。リンク先で試し読みもできます。
著者は『血と汗とピクセル』のジェイソン・シュライアーです。どちらもゲーム開発現場を扱ったノンフィクションですが、『血と汗とピクセル』が各ゲームタイトルに注目していたのに対し、『リセットを押せ』はゲーム開発スタジオに焦点を当てています。
私にとって特に印象深かったのは元メジャーリーガーのスター、カート・シリングがゲーム開発スタジオを起業するエピソードでしょうか。ボストン・レッドソックスの投手として、2004年のポストシーズンでニューヨーク・ヤンキースに3連敗後に4連勝してリーグ優勝したときの話が有名です(当時、松井秀喜選手がヤンキースで出場)。
シリングは多額の私財を投じてゲーム開発に着手するものの、計画通り進みません。資金が危なくなってきたので、地方政府に保証してもらって数十億円もの銀行融資を受けます。ところがそれも使い切り、破産してしまいます。ビジネスの成功談はごろごろ転がっていますが、著名人がここまで盛大に失敗する話はそうそう聞けるものではありません。
◆
前述のように同書にはゲーム開発スタジオがいくつも出てきます。ゲーム業界に詳しい人でないと混乱する恐れがあるので、各章に登場する主なスタジオを図にまとめてみました。PDF版もこちらからダウンロード可能です。
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「英単語プロファイラー」を公開
https://blog.nishinos.com/archives/5939303.html
自社運営しているプログラミング英語検定のサイト上に「英単語プロファイラー」というウェブアプリを公開しました。
https://progeigo.org/english-word-profiler/
英語テキストを入力して実行すると、まずこんな具合に語彙リストに含まれる単語の割合を表示します。語彙リ...
rnishino
2022-06-22T10:49:15+09:00
プログラミング英語検定
https://progeigo.org/english-word-profiler/
英語テキストを入力して実行すると、まずこんな具合に語彙リストに含まれる単語の割合を表示します。語彙リストにはレベル(A1やB2など)があるので、英語テキストの大まかな語彙難度を推測できます。
さらに、こんな具合に英単語を一覧にして表示します。出現回数の多い順にソートされるので、テキスト内の頻出単語を把握できます。
無料で使えますが、現在のところ【a】1度に処理できるワード数は2,000まで、【b】同一IPアドレスからは1日10回まで、という制約があります。
まだベータ版のような位置づけで、今後も改善を予定しています。
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JTF理事を退任しました
https://blog.nishinos.com/archives/5935201.html
翻訳の業界団体である日本翻訳連盟(JTF)の理事を任期満了で6月8日に退任しました。
2017年に就任したので、ちょうど5年間でした。
振り返ってみると、(自分で言うのもあれですが)いくつか仕事ができたように思います。
▼個人会員の年会費の半額化
個人会員の年会費は2...
rnishino
2022-06-09T23:17:37+09:00
翻訳/L10N
2017年に就任したので、ちょうど5年間でした。
振り返ってみると、(自分で言うのもあれですが)いくつか仕事ができたように思います。
▼個人会員の年会費の半額化
個人会員の年会費は2019年まで2万円でした。個人翻訳者であれば年間売上が数百万円程度の人が多いでしょう。法人会員に比べて年商に対する負担額が大きすぎるということで、個人理事4人(高橋聡、齊藤貴昭、井口富美子の各氏と私)で共同提案し、2020年から年会費1万円が実現しました。
提案時に法人理事は反対するどころか、むしろ積極的に賛成してくれて、代わりに法人会員の年会費を1万円値上げすることで決着しました。個人と法人(翻訳会社)は対立しているのではと思われがちですが、実はかなり話を聞いてくれます。
▼翻訳品質評価ガイドラインの策定
当時JTFでは日本語スタイルガイドを出していたのですが、さらにスタイルも含めた翻訳品質全体を扱おうということで、「翻訳品質評価ガイドライン」の策定を2016年から始めました。
2017年に翻訳品質委員会の委員長だった田中千鶴香氏が急逝されたので、私が委員長を引き継いで2018年に完成しました(PDF)。
翻訳品質評価のISO規格はずっと議論されているものの、立ち消えたりキャンセルされたりしています(記事)。ようやくもうすぐ出来上がるようですが、話を聞く限り、基本的な考え方はJTFのガイドラインと大きくは違わない印象です。JTFのを理解しておけば、ISO規格が出来上がってもそれほど違和感なく受け入れられるのではと思います。
▼ほんやく検定合格者に対するトライアル優遇措置
ほんやく検定に合格したら、翻訳会社のトライアルを免除または軽減してもらえる仕組みを2019年に提案しました(詳細記事)。
直後にコロナが流行し始め、それに伴って在宅でできる翻訳者になりたい人が増える一方で、怪しげな翻訳講座も登場しました。トライアルは実務経験が要求されることが多く、実務経験がないまたは浅い人だと受験すらできません。そんな状況の中、翻訳者になるきちんとしたルートを1つ示せたのは良かったのではと感じています。
他にも、翻訳学校受講生はJTFセミナーなどで割引が受けられるようにしたりとか、JTFジャーナルをウェブに移行したりとか、思い出すといろいろとやったような気がします。
理事になると上記のように業界を変える提案もできるので、強い気持ちがある人は挑戦してもよいでしょう。JTF理事になるステップは面倒ですが、こうです:
1. JTF会員になる
2. 現任理事からの推薦状が必要なので、集会などに参加して理事とつながりを作る
3. 立候補呼びかけが2年に1回あるので、推薦状をもらって立候補する
ところで今回私が理事を継続せずに任期満了で退任するのは、やはり実務翻訳から遠ざかりつつあるのが一番大きな理由です。
今後は自社でやっているプログラミング英語教育関係(プログラミング英語検定など)や出版関連の仕事に力を入れたいなと思っているところです。
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機械翻訳が発展しても語学学習は不要にならない
https://blog.nishinos.com/archives/5904007.html
機械翻訳(MT)の発展で、そのうち語学(英語)学習は不要になるのではとの意見がある。しかしすぐには不要にはならないだろう。仮に語彙的や文法的に問題ない「ネイティブ・レベル」の訳文がMTで出力できるようになったとしてもだ。以下に理由を述べる。
日本語ネイティブ...
rnishino
2022-06-06T22:54:15+09:00
日本語ネイティブであれば、恐らく十代後半にもなればネイティブ・レベルの日本語が話せたり書けたりする。ところが、多くの人が学校を卒業して社会人になってからも日本語を勉強する。「敬語の使い方」や「ビジネスメールの書き方」といった日本語だ。ネイティブであっても、文脈や状況によって言葉遣いを変える必要があるからだ。
仮に文法的に完璧であっても、ある言語表現がある状況下で妥当であるとは限らない。たまに企業を装い、冒頭が「こんにちは!」で始まるスパムメールを見る。恐らく英語か何かで書かれたものが日本語で機械翻訳されたのだろう。これを見て即座にスパムだと感じるのは、単語や文法が間違っているからではない。日本のビジネス慣習では「こんにちは!」などとメールを書き始めないからだ。その場の状況(あるいはTPO)に合致しない言葉遣いだから怪しいと感じるのだ。
最近のMTの発展により、確かに(表面的な)言語表現自体は完璧な訳文が出力される。しかし上記のように、それがTPOに合致しているか確認するためには、社会レベルの視点が必要になる。例えば自分と相手との人間関係を考えた上で、適切な言語表現であるかどうかを判断する力だ。残念ながら、現在のMTはそういった状況まで考慮した上で作られているわけではない(※1)。仮に考慮するようになったとしても、言葉が使われる状況は千差万別なので、限定的にしか扱えないのではないか。
MTのおかげで語彙面や文法面ではネイティブ並みであっても、この社会レベルで言葉遣いを判断する力に欠ける場合、「英語が書けるくせに失礼な奴だ」のように相手に思われる恐れがある。従来であれば「ノンネイティブのようだから、言葉遣いが失礼でも仕方ない」で済ませてくれたかもしれない。しかし下手に表面的にだけうまいと、それも通用しなくなる。
まとめると、MT発展のおかげで確かに語学学習のある側面(例:頻出構文を覚える)は軽減されたり不要になったりするだろう。しかし別の側面(例:TPOに合った表現か判断)の学習はむしろ重要度が増すはずだ。例えば海外旅行で簡単な意思疎通をするような場面では、MTで十分かもしれない。しかし人間関係が重要となるビジネスなどで外国語を使いたい人であれば、MTの登場で語学学習が不要になることはないだろう。その場その場の状況に合わせた言葉遣いを判断できる力が必要であり、今のMTの仕組みではそこまで対応できないからだ。
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※1 例えば、昨年逝去された長尾真氏は2018年のJTFのインタビュー記事で、現在のMTが文脈や状況を利用できていない点について次のように触れている。この記事は非常に面白いので、機械翻訳に興味のある方には一読をお勧めしたい。
今のディープラーニングでやる機械学習のクオリティをもうひとつ超えるためには、たとえば今対話しているこの状況に関する情報が欠けている面があるからだめなんじゃないかという気がしてまして、それをどういうふうに表現してディープラーニングをかけるときに使えるようにするかという問題ですね。
「JTF Journal #294」p.11より(PDF版リンク)
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シンプルMTスコアを移転しました
https://blog.nishinos.com/archives/5929492.html
機械翻訳の自動評価をウェブ上でできる「シンプルMTスコア」を移転しました。
新しいURLはこちらです:
https://nishinos.com/mtscore/
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機能自体は同じですが、アプリケーションの構成を(勉強がてら)変更してみました。
自然言語処理関係はPythonが強いため、今ま...
rnishino
2022-05-24T16:53:45+09:00
翻訳/L10N
新しいURLはこちらです:
https://nishinos.com/mtscore/
◆
機能自体は同じですが、アプリケーションの構成を(勉強がてら)変更してみました。
自然言語処理関係はPythonが強いため、今まで同じくPythonが動くウェブフレームワーク(Django)を使っていました。
今回、処理するサーバーはGoogle Cloud FunctionsでWeb API化し、それに対してWordPressからリクエストして結果を表示する形としました。
今更ながらいわゆるFaaSを初めてCloud Functionsで試してみたのですが、ちょっとしたサーバー側処理を作るのが非常に楽ですね。
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動画解説「プログラミング英語を読む」を始めました
https://blog.nishinos.com/archives/5909789.html
「プログラミング英語を読む」というタイトルで、プログラマー向けの英文テキストを解説しつつ読んでいくYouTube動画解説を始めました。
いわゆるスラッシュ・リーディングの手法で、英語を英語のまま理解する練習ができる形になっています。
難易度としては中級程度(高校卒...
rnishino
2022-03-30T15:09:24+09:00
英語
いわゆるスラッシュ・リーディングの手法で、英語を英語のまま理解する練習ができる形になっています。
難易度としては中級程度(高校卒業程度)かと思います。
初回はGoogle Apps Scriptの「概要」部分を読んでいます。恐らく月1回程度で更新すると思うので、ご興味があればチャンネル登録してみてください。
またブログ記事化もしてあるので、動画ではなくテキストでも読めます。
https://progeigo.org/english-topics/2022/reading-english-gas-overview/
以上です。
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最近の英語関連の連載記事をまとめました
https://blog.nishinos.com/archives/5874425.html
自社で運営しているプログラミング英語検定のサイトで英語関連記事を書いています。ここ3か月くらいで公開した記事をまとめて紹介します。
◆「HTMLタグで覚える英単語」の連載
HTMLのタグ名から英単語を覚えてみましょうという連載です。
ちょうど第4回からテキストに関...
rnishino
2021-12-21T18:01:45+09:00
英語
プログラミング英語検定のサイトで英語関連記事を書いています。ここ3か月くらいで公開した記事をまとめて紹介します。
◆「HTMLタグで覚える英単語」の連載
HTMLのタグ名から英単語を覚えてみましょうという連載です。
ちょうど第4回からテキストに関連するタグ(ボールドや改行など)を取り上げています。
・10/6:HTMLタグで覚える英単語(4):a、abbr、b、bdi、bdo
・11/8:HTMLタグで覚える英単語(5):blockquote、br、cite、code、data、del、dfn
・12/7:HTMLタグで覚える英単語(6):em、i、ins、kbd、mark
◆「英文スタイルガイド解説」の連載
Googleの開発者向け英文スタイルガイドで「使わない」としている英語表現を紹介しています。
・10/20:英文スタイルガイド解説(23):使わない英語【R~T】
・12/19:英文スタイルガイド解説(24):使わない英語【U~Z】
◆「頻出英語表現」の連載
プログラミングのドキュメント(特にAPIリファレンスとマニュアル)で頻出する英語表現を解説しています。
・11/23:頻出英語表現(18):可能
IT英語関連の話題にご興味があれば、上記の連載をお読みいただけると幸いです。
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コエテコにインタビュー記事が掲載
https://blog.nishinos.com/archives/5856127.html
GMOメディアの媒体である「コエテコ」に私のインタビュー記事が掲載されています。
自社で9月から開始した「プログラミング英語検定ジュニア」に関する内容です。よかったら読んでみてください。
プログラミング英語検定ジュニアとは?プログラミング特有の英語力を測定、...
rnishino
2021-11-02T11:15:27+09:00
プログラミング英語検定
自社で9月から開始した「プログラミング英語検定ジュニア」に関する内容です。よかったら読んでみてください。
プログラミング英語検定ジュニアとは?プログラミング特有の英語力を測定、情報Iの授業対策にも
https://coeteco.jp/articles/11464
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プログラミング英語検定で学校・企業向けパートナー制度を開始
https://blog.nishinos.com/archives/5854263.html
自社で運営しているプログラミング英語検定で、学校・企業向けのパートナー制度を開始しました。
詳細:https://progeigo.org/contact/partner-application/
パートナーにはこんなメリットがあります。
団体受験チケットを通常より高い割引率で購入可能
関連教材などを...
rnishino
2021-10-28T10:45:48+09:00
プログラミング英語検定
プログラミング英語検定で、学校・企業向けのパートナー制度を開始しました。
詳細:https://progeigo.org/contact/partner-application/
パートナーにはこんなメリットがあります。
- 団体受験チケットを通常より高い割引率で購入可能
- 関連教材などを割引価格で一括購入可能
- 所属する個人(学生・社員など)が使える割引クーポンを提供
登録は無料で、条件は「ウェブサイト上にパートナー名を記載」の1点のみです。
プログラミング英語検定や関連教材を活用したい学校や企業の方は、ぜひご検討ください。
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