Android プログラミングを勉強するのに本を数冊買った。

Android は Java 言語でコーディングするので、まず Java は必須です。
ただし、その手法はかなり特殊です。
すでに用意されているクラスを継承してプログラミングするというケースが多い。
そのため Java が分かっていてもすぐに Android アプリケーションが作れるようになるわけではありません。
Android 独特のやり方を覚えなきゃならない。

他にも、モバイルはメモリや電力に限りがあるため、アプリケーションがバックグラウンドに回ったときの処理方法まで考えなければならないことがあります。
ここがリソースが豊富なデスクトップや Web のアプリケーションとは違う部分です。

『初めてのGoogle Androidプログラミング サンプルで学ぶ必須作法と基本手順』(ジェローム・ディマジオ)
サンプルを作りながらプログラミングを覚えていくという伝統的な方法を採用している。
ただ、バージョンがやや古くなってしまっている(SDK 1.0)ので、今から買うのはどうだろうかと思う。

『初めてのAndroid』(Ed Burnette)
こちらも「数独」のサンプルを徐々に発展させながら勉強していく。
だから途中の章を飛ばすとちょっと分からなくなってしまう・・・。(サンプルコードは入手できますが)
Amazon での評価が低いのだけど、1 から順に学習するのであれば、厚くはないし、それほど悪くないと思う。

『Google Androidアプリケーション開発入門 画面作成からデバイス制御まで――基本機能の全容』(木南 英夫)
もし 1 冊だけ買うならこれがよいと思う。
2009 年 6 月発売で、情報も最新。
サンプルを使っている点は同じだが、それぞれのサンプルが独立しているので、前の章から順番にやっていく必要はない。
あと機能の解説も細かく、レファレンス本に近い使い方もできる。
Android マーケットへの出し方や付属ツールの使い方など、周辺の情報も記載されている。

Android はものすごい速さで進化しているから、本を出す方も大変だ。
翻訳なんてしてたら、すぐに古くなってしまうし・・・。


Google Androidアプリケーション開発入門 画面作成からデバイス制御まで――基本機能の全容Google Androidアプリケーション開発入門 画面作成からデバイス制御まで――基本機能の全容
著者:木南 英夫
販売元:日経BP社
発売日:2009-06-04
おすすめ度:4.5
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