先月(7/21)、シンガポールのChee上級国務大臣(日本の副大臣相当)が来日し、日本翻訳連盟(JTF)と(株)翻訳センターを訪問した。私もJTF理事として同席した。
当日の様子は翻訳センターの「お知らせ」ページに掲載されている。
リンク:https://www.honyakuctr.com/news/2017/07/post-1691.php
◆
なぜか最初に私のところに訪問の打診があったのでシンガポール政府との連絡役を務めたのだが、その過程でシンガポールの翻訳業界の状況を聞けた。
翻訳業界と言っても、実際のところはフリーランス翻訳者がほとんどで、翻訳会社は少ないようだ(外資系企業の拠点はある)。
シンガポール政府は直接フリーランスに発注することになるため、安定した品質が確保できないという悩みを抱えているらしい。
そこで日本の業界団体(JTF)が翻訳品質の向上や安定のために何をしているのか知りたいという話だった。
JTFとして関与していることとして、
・国際規格(ISO 17100など)
・ほんやく検定(ISO 17100に基づく翻訳者登録制度における試験の1つ)
といった点を挙げて紹介した。
ただ、やはり実際には各翻訳会社における努力の方がはるかに影響が大きいのではないかと思う。
日本で暮らしていると、翻訳会社が(クライアントと翻訳者との)中間に入って品質保証するのは当然のように思えるが、シンガポールの話を聞くと必ずしもそうでもないようだ。
ちなみにシンガポール政府は2014年からNational Translation Committeeを作って、官民を挙げて翻訳品質の向上に取り組んでいるらしい:
https://www.mci.gov.sg/portfolios/public-comms/what-we-do
当日の様子は翻訳センターの「お知らせ」ページに掲載されている。
リンク:https://www.honyakuctr.com/news/2017/07/post-1691.php
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なぜか最初に私のところに訪問の打診があったのでシンガポール政府との連絡役を務めたのだが、その過程でシンガポールの翻訳業界の状況を聞けた。
翻訳業界と言っても、実際のところはフリーランス翻訳者がほとんどで、翻訳会社は少ないようだ(外資系企業の拠点はある)。
シンガポール政府は直接フリーランスに発注することになるため、安定した品質が確保できないという悩みを抱えているらしい。
そこで日本の業界団体(JTF)が翻訳品質の向上や安定のために何をしているのか知りたいという話だった。
JTFとして関与していることとして、
・国際規格(ISO 17100など)
・ほんやく検定(ISO 17100に基づく翻訳者登録制度における試験の1つ)
といった点を挙げて紹介した。
ただ、やはり実際には各翻訳会社における努力の方がはるかに影響が大きいのではないかと思う。
日本で暮らしていると、翻訳会社が(クライアントと翻訳者との)中間に入って品質保証するのは当然のように思えるが、シンガポールの話を聞くと必ずしもそうでもないようだ。
ちなみにシンガポール政府は2014年からNational Translation Committeeを作って、官民を挙げて翻訳品質の向上に取り組んでいるらしい:
https://www.mci.gov.sg/portfolios/public-comms/what-we-do