拙訳の『リセットを押せ:ゲーム業界における破滅と再生の物語』が6/20に発売となりました。ビデオゲームの開発現場を描いたノンフィクションです。リンク先で試し読みもできます。
著者は『血と汗とピクセル』のジェイソン・シュライアーです。どちらもゲーム開発現場を扱ったノンフィクションですが、『血と汗とピクセル』が各ゲームタイトルに注目していたのに対し、『リセットを押せ』はゲーム開発スタジオに焦点を当てています。
私にとって特に印象深かったのは元メジャーリーガーのスター、カート・シリングがゲーム開発スタジオを起業するエピソードでしょうか。ボストン・レッドソックスの投手として、2004年のポストシーズンでニューヨーク・ヤンキースに3連敗後に4連勝してリーグ優勝したときの話が有名です(当時、松井秀喜選手がヤンキースで出場)。
シリングは多額の私財を投じてゲーム開発に着手するものの、計画通り進みません。資金が危なくなってきたので、地方政府に保証してもらって数十億円もの銀行融資を受けます。ところがそれも使い切り、破産してしまいます。ビジネスの成功談はごろごろ転がっていますが、著名人がここまで盛大に失敗する話はそうそう聞けるものではありません。
◆
前述のように同書にはゲーム開発スタジオがいくつも出てきます。ゲーム業界に詳しい人でないと混乱する恐れがあるので、各章に登場する主なスタジオを図にまとめてみました。PDF版もこちらからダウンロード可能です。
著者は『血と汗とピクセル』のジェイソン・シュライアーです。どちらもゲーム開発現場を扱ったノンフィクションですが、『血と汗とピクセル』が各ゲームタイトルに注目していたのに対し、『リセットを押せ』はゲーム開発スタジオに焦点を当てています。
私にとって特に印象深かったのは元メジャーリーガーのスター、カート・シリングがゲーム開発スタジオを起業するエピソードでしょうか。ボストン・レッドソックスの投手として、2004年のポストシーズンでニューヨーク・ヤンキースに3連敗後に4連勝してリーグ優勝したときの話が有名です(当時、松井秀喜選手がヤンキースで出場)。
シリングは多額の私財を投じてゲーム開発に着手するものの、計画通り進みません。資金が危なくなってきたので、地方政府に保証してもらって数十億円もの銀行融資を受けます。ところがそれも使い切り、破産してしまいます。ビジネスの成功談はごろごろ転がっていますが、著名人がここまで盛大に失敗する話はそうそう聞けるものではありません。
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前述のように同書にはゲーム開発スタジオがいくつも出てきます。ゲーム業界に詳しい人でないと混乱する恐れがあるので、各章に登場する主なスタジオを図にまとめてみました。PDF版もこちらからダウンロード可能です。