IT翻訳者Blog

翻訳、英語、ローカリゼーション、インターナショナリゼーションなどについて書いています。

カテゴリ: 英語

先日、私の会社で運営しているプログラミング英語検定で、新たに「プログラミング英語検定ジュニア」を開始しました。想定受験者は高校生です。

この試験の読解問題用テキストとして、「ソフトウェア英語メッセージの読み方:特徴と頻出表現」を無償公開しました。10ページほどの小冊子で、CCライセンスとしてあります。

 ソフトウェア英語メッセージの読み方:特徴と頻出表現
 https://progeigo.org/wp-content/uploads/2021/09/how-to-read-english-messages-on-software_v1.pdf(PDFファイル)

ソフトウェアを使っている最中によく見るエラー・メッセージなどの言語的特徴や頻出英語表現をまとめてあります。高校生くらいの英語力を想定しており、それほど難しい話は出てきません。
すぐに読める分量だと思うので、ご興味があればアクセスしてみてください。


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自社で運営している「プログラミング英語検定」のウェブサイトで、プログラミング英語関連の記事を書いています。

今月は2本更新したので、よろしかったらご覧ください。

HTMLタグで覚える英単語(2):表の行と列
https://progeigo.org/english-topics/2021/html-table-1/

英文スタイルガイド解説(22):使わない英語【J〜P】
https://progeigo.org/english-topics/2021/google-style-guide-words-to-avoid-03/
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自社で運営している「プログラミング英語検定」のウェブサイトで、プログラミング英語に関する記事を書いています。

今月は3本更新したので、よかったら読んでみてください。

▼ HTMLタグで覚える英単語(1):リスト関連
URL:https://progeigo.org/english-topics/2021/html-list/

「li」や「ol」といったリスト関連のタグを題材にして英語を解説しています。

▼ 頻出英語表現(16):thanを使った表現
URL:https://progeigo.org/english-topics/2021/than/

「rather than」や「greater than」などthanを使った表現を紹介しています。

▼ 英文スタイルガイド解説(21):使わない英語【E〜I】
URL:https://progeigo.org/english-topics/2021/google-style-guide-words-to-avoid-02/

前回に引き続き、EからIまでの英語を取り上げています。


なおプログラミング英語検定ニュースレターに登録していただくと、記事の更新情報が毎月末頃にメールで届きます。

以上です。
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自社で運営しているプログラミング英語検定のウェブサイトで、「HTMLタグで覚える英単語」という連載を始めました。
英語の難易度としては「初〜中級」くらいで、月1回程度で更新する予定です。

第1回はリスト関連のHTMLタグで英単語を覚えてみようという内容です。具体的には「li」、「ol」、「ul」などを取り上げ、英単語を解説しています。

 HTMLタグで覚える英単語(1):リスト関連
 https://progeigo.org/english-topics/2021/html-list/



よかったら読んでみてください。
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Yahoo Japanの「新型コロナワクチン情報まとめ」を見ていたら、次の画像があった。

アストラゼネカの行に「有効性 〜76%」とあり(赤枠)、私はここが気になってしまった。


(出典:https://news.yahoo.co.jp/pages/20210122、閲覧:2021-07-02)


これを見た人は、普通は「最大で76%」と解釈するだろう。日本語で「〜」は「数字の範囲」を示すのが一般的である。例えば共同通信社の『記者ハンドブック』でもその意味で使っている。範囲の右側だけに数字があるので「最大」という解釈になる。最大なのだから、有効性は10%かもしれないし60%かもしれない。

しかし日本語の「〜」によく似た英語の「~」(チルダ)には別の意味がある。「」や「およそ」である。この意味を掲載している辞書は実は少ないのだが、たとえばMerriam-Websterの「tilde」には2bに「the mark used to indicate an approximate value」とある(リンク)。

つまり「〜76%」を見て、私は「約76%」の意味かもしれないと疑ったわけである。仮に元データが英語で、日本語にした際に単に記号を「~」から「〜」に置き換えたという可能性も考慮すると、「最大76%」なのか「76%」なのか判断が悩ましい。

(リンクをたどってアストラゼネカのページを見ると「CI 41.0% to 75.7%」とあり、これを指すならやはり「最大」の意味かもしれないが、医薬分野に疎い私に確証はない)



そもそも英日翻訳時に、単に「~」を「〜」に置き換えることなんてしないだろう、と思う人もいるかもしれないが、実際はよくある。たとえば次の画像は、GoogleのAndroidアプリ開発ガイドで、解像度をまとめた表である。「〜120dpi」などの表記が確認できる。

▼日本語訳

(出典:https://developer.android.com/training/multiscreen/screendensities?hl=ja、閲覧:2021-07-02)

▼英語原文

(出典:https://developer.android.com/training/multiscreen/screendensities、閲覧:2021-07-02)

このように英語の「~」は和訳時に「〜」に単純に置き換えられることがよくある。そして上記画像の「〜」は「数字の範囲」ではなく「約」と解釈するのが適当である。

ただ、これは読者の側ではなく、やはり翻訳をする側に問題があると思われる。というのも、日本語では一般的に「〜」は「数字の範囲」を示すからである。和訳したと言うのであれば、当然日本語の慣習に合わせるべきだろう。



このように英語の「~」と日本語の「〜」は意味が必ずしも一致しない。見た目が似ているから同じ意味だと思って英語を読むと恐ろしい目に遭う。特に厳密に数字を扱っている場合には注意したい。

(なお英語WikipediaのTildeの項目にも詳しい解説がある)
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